理事長挨拶

当財団は、協和発酵工業株式会社(現協和発酵キリン株式会社)の創立者である故加藤辨三郎博士の「科学技術の振興を図り、社会の発展に貢献したい」という遺志を実現すべく、協和発酵工業株式会社の創立40周年記念事業として1988年(昭和63年)に設立されました。

以来、バイオサイエンス基礎分野において創造的かつ先駆的研究を目指す若き研究者に対し、2012年度までに延べ544名の研究助成、667名の国際交流助成を実施し、助成金の総額は12億3,000万円に及びます。また、150件の学会等開催助成を行うとともに、22回に及ぶ公開シンポジウム開催とその内容の出版により、バイオサイエンスの啓発にも取り組んでまいりました。

当財団は本年25周年を迎えますが、これまで歩んできた道程は、我が国及び世界のバイオサイエンスが飛躍的に発展した時期でもありました。その発展にささやかながらでもお手伝いできたことは当財団の大きな喜びでございます。これまでの財団活動を振り返るとき、歴代の財団役員、評議員、選考委員を始めとする多くの皆様にご支援いただいたことに改めて深く感謝するものであります。

現在、地球規模で問題となっている医療・食糧・環境・エネルギー等の大きな課題を解決するために、バイオサイエンスの更なる発展が強く求められております。これら課題を解決し、資源が乏しく少子化に直面している我が国がさらに発展していくためには若い人材の活躍が欠かせません。今後も若手研究者に対する研究助成を継続いたしますが、育児休業などを取得し子育て中の女性研究者に対する優遇制度も続けてまいります。若き研究者たちによって次代をリードする成果が生み出されることを大いに期待しておりますし、その一助になりたいと願ってやみません。

これからも財団の基本理念は大事にしつつ環境変化や社会のニーズも充分考慮のうえ財団活動を継続し、バイオサイエンスの振興と発展のため、引き続き努力していく所存でございます。

なお2013年7月1日に当財団のホームページを改訂したことに合わせて、インターネット上で助成の申請などが行えるWebシステムを導入いたしました。申請や選考作業の効率化ならびに情報セキュリティの向上を図ることを目的としています。最初に研究者登録を行っていただくことでご自身専用のページが開設され、情報のやり取りが守秘性を保ったままで実施可能です。皆さまにお使いいただき、さらに利便性を上げるための必要な改訂も順次行ってまいります。

今後とも変わらぬご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

理事長 松田譲

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